ホグワーツの肖像画
ちょっと待って――あの肖像画、動いた? うん、まずまちがいない。魔法界では、さまざまな魔法の手段のおかげで、写真や絵のなかの姿にも人格がそなわっている。ホグワーツの壁にはたくさんの大きな絵がならんでいて、描かれている人物によってはアドバイスをくれたり、侮辱してきたりもする。グリフィンドールの談話室を守っているはずの「太った婦人」の肖像みたいに、ほかの肖像画の友達と会うため絵からぬけ出すこともある! 伝統的に、ホグワーツの校長は肖像画のモデルになり、その絵は死後ホグワーツに飾られ、豊かな経験にもとづいた金言を後任の校長にさずけることになっている。モデルが自分の肖像画と長く過ごせば過ごすほど、より精密な肖像画になるようだ!