寮つきゴースト

寮つきゴースト

ホグワーツの廊下をぶらついていると、ほどなくしてゴーストがわきをすりぬける氷のような冷たさを感じることになるだろう――ホグワーツにはたくさんのゴーストが存在するのだ。魔法界において、通例ゴーストとは、やり残したことのある魔女や魔法使いによって置き去りにされた存在である――そしてホグワーツには各寮を代表する4人のゴーストがいる。スリザリンのゴーストである血みどろ男爵はもっともおそろしく、鎖(くさり)を身に着け、銀色の血がべっとりついている。グリフィンドールのゴースト、ほとんど首無しニックは、頭が首からはずれかけているものの、ずっとゆかいなゴーストだ。灰色のレディはレイブンクローのミステリアスな代表で、ハッフルパフには陽気な太った修道士がいる。