ホグワーツに関する10のすごい事実を知っていた?
気になる疑問

ホグワーツに関する10のすごい事実を知っていた?

ハリー・ポッターのシリーズを読みはじめたばかりなら、ホグワーツ城に関する10の興味深い事実を、君はまだ知らないかも……。

1. ホグワーツにはたくさんの階段がある――正確には142もある

ホグワーツが……巨大だと知っても、別におどろかないだろう。じっさい、この城には142の階段があり――パーシー・ウィーズリーが言うように――変化しがちなので、余計にややこしい! ホグワーツにエスカレーターやエレベーターがないのは残念だ……。

2. この城には秘密の通路や部屋が山ほどある

最初の冒険をのぞいて、ホグワーツの秘密はばらさないつもりだが(残りの本を読むまで取っておこう)、ホグワーツが秘密の道や謎めいたものであふれていることは、もうはっきりわかっているだろう。たとえば、ハリーがぐうぜん「みぞの鏡」を見つけたり――仕掛け扉の先に賢者の石が隠されていたり。これだけ地下牢(ろう)や塔があれば、あらゆる謎めいた品がそこらじゅうに隠されているのも不思議じゃない。この先の物語でも、目を光らせておこう……。

3. ホグワーツに飾られている肖像画には、それぞれの人生の物語がある

ホグワーツの壁にかけられた肖像画はどれも魔法で生きている――えがかれている人物それぞれに個性があり、いつもおしゃべりしたがっている。たとえば、1巻で出会う「太った婦人(レディ)」は、グリフィンドールの談話室の合言葉を厳格に守っている。アルバス・ダンブルドアのオフィスには歴代校長の肖像画が飾られていて、アドバイスを伝えている。肖像画は別の肖像画のもとをおとずれることもでき、「太った婦人」は友だちのバイオレットのところに遊びにいくのが好きだ。

4. ポルターガイストのピーブズは何世紀も前からホグワーツに取り憑(つ)いている

魔法の力を持つ厄介者のピーブズは、遠い昔からホグワーツに住んでいる――厄介払いしようと何度ためしてもむだだ! 1800年代、ホグワーツの職員が巨大な鐘のなかにピーブズを閉じこめようとしたが、残念ながらピーブズは鐘を粉砕して出てくると、学校を3日間支配した! それ以来、ピーブズにはかまわないでおくことになった。「ポルターガイスト」という言葉はざっくり言い換えると「そうぞうしいゴースト!」ということになる――ピーブズはまさにそれだ。

5. ほかにもたくさんのゴーストがいる!

ホグワーツには寮憑(つ)きのゴーストがいる――だけじゃなく、ほかにも城内をうろうろしているゴーストたちがいる。ビンズ教授もそのひとりだ。やり残したことがあると、ゴーストはこの世に居残り続ける――ビンズ教授の場合、ある日死んでしまったけど、教師を続けることにした。ゴーストの姿は魔女にも魔法使いにも見えて、固い物体を通りぬけることもできる。魔女や魔法使いがゴーストの体を通りぬけようとすると、ぞくっと寒気がするはずだ。

6. マグルにはホグワーツが見えない

ホグワーツ城はいくつかの魔法で守られていて、どこよりも安全な場所のひとつだとハグリッドはよく自慢している。つまり、スコットランドのどこかにあると言われているこの城を、マグルがぐうぜん発見するということはなさそうだ。近くに来たとしても、「立ち入り禁止」の看板のある廃墟が見えるだけだろう。マグルがこのことを知ってさえいればなあ……。

7. 魔法の羽根ペンと名簿が、ホグワーツに入学できるかを決める

未来のホグワーツ生にふくろうが手紙を運んでくるのは、若き魔法使いや魔女の人生でもっとも輝かしい瞬間だ! だけど、ホグワーツの生徒として選ばれる方法は、さらに魅惑的である。
ホグワーツの閉ざされた小さな塔には、この城が建てられて以来、人の手が触れたことのない古い本がある。それと、銀のインク瓶にささった一本の色あせた長い羽根ペンもある。このふたつは、入学名簿と受け入れ羽根ペンとして知られている。
どんなに幼くても、魔女や魔法使いが少しでも魔法の力をしめすと、羽根ペンは魔法のように浮かび上がり、その子の名前を名簿に書こうとする。だが、名簿のほうは羽根ペンよりも少しきびしくて、可能性のある魔女や魔法使いの準備がまだできていないと思えば、名簿はバタンと閉じてしまうことも! じつはこの名簿、なかなかネビル・ロングボトムの名前を書かせようとしなかった! それでも、最終的にネビルは認められた。

8. 大広間の天井は、本物の空みたいに見えるよう魔法がかけられている

このことは、ハーマイオニーが教えてくれるだろう! ホグワーツの生徒たちがお祝いのごちそうを食べるときに集まる大広間の天井は、本物の空みたいに見えるよう魔法がかけられている。ハーマイオニーは愛読書である『ホグワーツの歴史』でこのことを知った。本当に素敵な天井だ。

9. ホグワーツの寮ごとに、談話室に入る方法がちがう

ハッフルパフも、グリフィンドールも、レイブンクローも、スリザリンも、それぞれに談話室がある。けれど、入り方はそれぞれちがっている!
グリフィンドールの場合、「太った婦人(レディ)」に簡単な合言葉を伝えればいい。ネビルみたいに合言葉を忘れさえしなければ。スリザリンも同じだ――ただし、地下牢(ろう)の近くの石壁に向かって合言葉をつぶやく。ハッフルパフは、もうちょっと複雑だ――キッチンのそばにある樽(たる)のひとつを「ヘルガ・ハッフルパフ」のリズムでたたく必要がある。レイブンクローは、さらに複雑だ! 魔法をかけられたドアノッカーが出題するなぞなぞに答えなければならない。グリフィンドールとスリザリンはラクをしている!

10. 校長でさえも、ホグワーツで起きていることのすべては知らない

なんでも知っていそうなアルバス・ダンブルドアでさえも、この城内の秘密をすべては知らないと白状している。だけど、それもまた、この魔法の城の楽しみの一部だ。じきに君自身が、さらに多くの秘密を発見することになるだろう……。