魔法界にはどんな仕事がある?
卒業後、多くの生徒が魔法使いの政府である魔法省の仕事についている。闇の魔法使いをつかまえることから、魔法界の存在をマグルからかくすことまで、幅広い数々の部門がある。ゆくゆくは魔法大臣の地位にまでのぼりつめるかもしれない!
ホグワーツでの勉強全般が好きだった者は、教師になることも考えられる。フリットウィック教授みたいに呪文学の先生になるかもしれない。あるいは、マクゴナガル教授みたいに変身術を教えたいと思うかもしれない。園芸が得意なら、スプラウト教授みたいに薬草学を教えることにやりがいを感じるかもしれない。
魔法動物にかかわる仕事も選択肢のひとつだ。ロンの兄のチャーリーはドラゴンに夢中で、卒業後は研究のためルーマニアへ行った。ハグリッドが飼っていたドラゴン、ノルウェー・リッジバック種のノーバートは、野生に返される前にチャーリーのもとに送られて世話をされた。
魔法界のほかの職種としては、オリバンダーのような杖(つえ)職人もある。だって、杖なしで魔女や魔法使いに何ができる? 魔法を使いたければ、杖がなくちゃはじまらない! 杖職人になれば、魔女や魔法使いに選ばれるのを待っている、木材も芯もサイズもさまざまな美しい杖でいっぱいの自分の店を持つこともできる。
店といえば、ダイアゴン横丁には商店がずらりとならび、奇妙ですてきなあらゆるものが販売されている――そして、どの店も働き手を求めている。必要なローブがすべて手に入る「マダムマルキンの洋装店」。ハグリッドがハリーにヘドウィグを買ってくれた「イーロップのふくろう百貨店」。おもしろい本を各種取りそろえた「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」もある。にぎやかな魔法の商店街で過ごすのが好きなら、働くのにぴったりの場所だ。
スポーツ好きなら、プロのクィディッチ選手になるという道も。魔法界にはチャドリー・キャノンズからタッツヒル・トルネードーズまで、たくさんのチームがある。じゅうぶんな才能がある魔女と魔法使いには、これも選択肢のひとつだ。
全体的に見て、魔法界にはさまざまな種類の仕事があり、どんな魔法使いと魔女にもふさわしい仕事がある――能力や興味がどうであれ。