なぜホグワーツの生徒たちは、スリザリンやハッフルパフに組分けられるのをこんなに心配しているの?
気になる疑問

なぜホグワーツの生徒たちは、スリザリンやハッフルパフに組分けられるのをこんなに心配しているの?

若き魔女と魔法使いは、ホグワーツの寮のうち、スリザリンとハッフルパフに組分けられるのを心配している。だけど、どうして心配するのだろう? それだけの理由が本当にあるのだろうか? 調べてみよう……

新入生がホグワーツに到着すると、まずは寮の組分けが行われる。組分け帽子を頭にかぶり、グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、スリザリンのどの寮に入るかを告げられる。寮ごとに異なる特ちょうがあり、個性に合った生徒を受け入れている。寮に優劣はないが、ハッフルパフやスリザリンに選ばれるのを心配する生徒もいる。

スリザリンについては、闇の魔法使いを最も多く輩出している寮として知られているせいだ。なんといっても、ヴォルデモートと大勢の信奉者たちもスリザリンの出身なのだから。スリザリンはマグル生まれ(親が魔法使いではない)よりも純血(両親ともに魔法使い)の魔女や魔法使いを良しとするという評判もある。実際、ホグワーツ入学前のハリーさえもが、ハグリッドやロンのおかげでスリザリンに対して偏見をいだいていた。ハグリッドは「悪の道に走った魔法使いや魔女は、みんなスリザリン出身だ」とハリーに話した。ホグワーツ特急で、ロンはスリザリンには入りたくないとはっきり言った。

けれど、スリザリンにはそれ以外にも多くの特ちょうがあり、ロンとハグリッドは疑っていても、それは誤解だ。スリザリンにはすばらしい人々が大勢いて、最も有名な魔法使いのひとり、マーリンもスリザリン出身だ! スリザリンには意欲ある野心家が求められるから、もしもスリザリンに選ばれたなら、君はきっと偉大な人物になる運命なのだろう!

ハッフルパフもまた、ずいぶんまちがった見方をされている寮だ。この寮にはそれほど頭が良くない生徒が選ばれるのだと誤解されがちである。ハリーが初めて出会ったとき、ドラコ・マルフォイは「ハッフルパフなんかに入れられてみろよ。僕なら退学するな。そうだろう?」と、この寮に対する考えをはっきり口にした。ハグリッドまでもが「ハッフルパフには劣等生が多い」とみんなが思っていると言った。

だが、ハッフルパフに対するこの見解は、事実でもなければ公平でもない。ハッフルパフ生は、みんなと同じぐらい頭が良くても、とにかく謙虚(けんきょ)なのだ。グリフィンドール生とは違って、ひけらかしたりじまんしたりする必要はないと思っている。
闇の魔女と魔法使いは、ハッフルパフの出身者がいちばん少ない。道徳心が強く、親切で、勤勉であることをいやがらない生徒ばかりだ。ほかのどの寮よりも、ハッフルパフの出身者はまちがいなく信用できる。

残念ながら、スリザリンとハッフルパフについて、数々のまちがった考えを持ち続けている魔女や魔法使いが大勢いる。本当は彼らも、グリフィンドールやレイブンクローに負けず劣らず立派で、同じぐらいたくさんの強みをそなえている。